
▲AFRICAN REDWING(出所:今治造船)
荷主今治造船(愛媛県今治市)は18日、本社・今治工場で建造した4万載貨重量トン型ばら積み運搬船「AFRICAN REDWING」を引き渡したと発表した。同船は5ホールド/5ハッチの貨物倉を備え、多様な貨物輸送に対応できる設計となっている。
同船はトップサイドタンクを備えたセミボックス形状のホールド構造を持ち、高比重貨物(3トン/立方メートル)の隔倉積みが可能で、石炭や鉱石などのばら積み貨物のほか、長尺物やコイルの輸送にも適している。さらに、トップサイドタンクを活用することで、穀物輸送にも対応できる設計となっている。荷役装置としては、各クロスデッキに4基のデッキクレーンを搭載し、各貨物倉には省スペースなフォールディングタイプのハッチカバーを採用している。
環境面では、海洋汚染防止条約(MARPOL)の規制に対応した機器を装備し、二酸化炭素排出削減のフェーズ3要件にも対応。また、バラスト水処理装置やシップリサイクル条約に基づくインベントリリストも搭載している。推進性能の向上のため、高効率プロペラや省エネ付加物を採用し、海水との摩擦抵抗を低減する塗料を使用している。
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