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日本3PL市場は2033年に987億ドル規模

2025年10月16日 (木)

調査・データ米市場調査会社のレポートオーシャンは15日、日本の3PL市場は2024年の669億ドルから、33年までに987億ドルへと1.5倍規模にまで拡大するとの予測を公表した。この間の年平均成長率(CAGR)は4.42%を見込んでいる。製造業者やEC(電子商取引)事業者を中心に顧客企業の3PL事業者へ依存度が高まることで、市場の拡大が進むとみられる。

3PLは、メーカーなど顧客企業に代わって在庫を管理し、製品を顧客にタイムリーで確実に配送することで、全国での一貫したサービスの維持をサポートする。これによって、顧客企業はサプライチェーン管理を強化できるだけでなく、インフラに多額の投資をすることなく市場ニーズに迅速に対応できるようになる。効率的な輸送やクロスドッキング、倉庫機能は業務効率を高め、日本の消費者の期待に応えることにもつながる。

レポートによると、日本の3PL市場で成長を見せているのは、DtM(メーカー直販)分野で、貨物ブローカーとの統合や運送業者料金の改善、荷下ろしドックと倉庫間の貿易変動の増加などが成長の原動力となっている。また、輸送手段別では、今後も道路輸送が主流となるとみられ、自動車技術の進歩や物流インフラの改善を目的とした政府の取り組みによって支えられる。道路規制の強化と効率的な貨物輸送が進むことで、日本全国に商品がより速く届く、信頼性の高い輸送が可能になる。

レポートではこのほか、今後の3PL事業者の戦略や技術革新が市場に及ぼす影響、各事業者の動向や将来予測などを詳しく解説している。

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