調査・データアート引越センター(大阪市中央区)は19日、同社のシンクタンクである「0123引越文化研究所」が、消費者物価指数が急上昇した22年4月以降に引越した人511人を対象に「物価高における生活スタイル」に関する調査を行った結果を公表した。
現在の物価高に対する実感を聞くと「とても感じる」「やや感じる」と回答した人は483人(94.5%)だった。また「どのような面で物価高を感じるのか」「どのような対策をしているか」の問いに対して回答が多かったのは「食」に対する選択肢であり、中でも食料品価格に対して物価高を感じる人は85.1%と高い数値を示した。
また引越先の住居選定の際に地価高騰や家賃上昇が影響したか尋ねると、「とても影響した」「やや影響した」と回答した人は合計で44.8%だった。一方、47.2%は「影響しなかった」と回答しており、食品などの日用品と比べて影響が大きくない様子が伺えた。「影響した」と回答した人にどのような影響があったか聞くと、「郊外でも条件が合えばよいと考えるようになった」人が28.4%、「都心は家賃が高く、候補から外した」という人が27.1%と、考え方に変化が生じた人が多いことがわかった。
引越にかかった総費用について尋ねると、物価高を「感じた」と回答した人は55.6%だった。物価高を実感した項目については「引越(荷物運搬)費用」が58.8%で最多となり、ガソリンなど燃料費の高騰や人手不足に関わる諸問題が、引越費用の高騰感に影響していることが伺えた。
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