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今春の引越は物流問題受け前倒し傾向、アート調査

2025年2月18日 (火)

調査・データアート引越センターは17日、同社のシンクタンクである「0123引越文化研究所」が行った「2025年春の引越大予測調査」の結果を公表した。これまで同社が蓄積した引っ越しに関するデータや、ことし3、4月に引っ越しを予定する関東・関西在住20-40代の男女400人に向けて行ったアンケート調査結果を踏まえ、引っ越し需要が最も高まる3、4月の動向を予測した。

1月下旬時点で3、4月に引っ越しを予定する人を対象にした今回の調査では、3月上旬を予定日としている人が多い傾向がみられた。昨年同時期の同調査と比べると4.5ポイント高く、ほかの時期と比べても最も大きく増加。また、22年の調査と比較すると さらに17.8ポイント上昇していることから、年々3月上旬に引っ越しを予定している人が増えていることがわかった。さらに日程は「未定」と回答している人は昨年より0.8ポイント少なく、引っ越し準備に着手するのが年々早くなっている傾向があった。

すでに引っ越し業者を決めていると答えた296人に引っ越し業者選定の理由を聞いたところ「サービス内容の充実度」が53.4%と半数を超えた。また「価格」が4.3ポイント、「希望日時に引っ越しができるかどうか」 が4.4ポイント増えた。 また「クチコミなどの評価が良かった」が5.7ポイント、「知人に勧められた」が2.8ポイント増えていることから実際に利用した人の体験談や評判が引っ越し業者選びでますます重視されていることがわかった。

物流業界の24年問題について知っているか質問したところ80%が「言葉は聞いたことがあった」と回答。さらに24年問題が引っ越しプランを決める際に影響を与えたか聞いたところ「影響した」と答えた人が62.2%。「影響した」と答えた249人にどのような面で影響があったかを聞いたところ、「希望日に引っ越しできなかった」「希望時間に引っ越しできなかった」と答えた人がともに半数以上を占めた。

同社の分析によると、24年問題が広く認知されるにつれ引っ越しの繁忙期(3-4月)には人手不足や運送コストの上昇を見越して、前倒しで引っ越しを依頼する人が増えている傾向がある。引っ越し業者の選定理由に「希望日時に引っ越しができるか」を重視する人が増える一方、顧客ニーズにどのように向き合っていくのかが課題とした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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