
▲サーモバリアフィット(出所:石塚)
調査・データ合成樹脂製品やゴム製品の製造・販売などを手がける石塚(東京都千代田区)は19日、熱中症対策商品「サーモバリアフィット」の受注金額が、7月末時点で前年同月比10倍に達したと発表した。
サーモバリアフィットは、ガラスクロス繊維に特殊樹脂とアルミ箔を組み合わせた不燃性の遮熱シートで、国土交通大臣の不燃認定を取得している。工場や倉庫など、空調設備が整っていない広大な施設での作業環境を改善し、熱中症リスクの軽減を図ることができる。特に、鉄鋼や食品など加熱工程の多い製造業からの引き合いが多いという。
今回の需要急増の背景には、6月から施行された厚生労働省による企業の熱中症対策義務化がある。気温31度以上または暑さ指数28度以上の環境での長時間作業に対して、企業は早期発見や応急処置体制の整備を義務付けられ、違反時には罰則も科される。
石塚ではこの制度変更を見据え、6月から営業体制を拡充。全国対応可能な専任スタッフを配置し、短納期・低コストで導入できる点を強みに営業活動を強化。今後も営業スタッフの増強と販売支援策の拡充を通じ、企業の熱中症対策に貢献していく方針だ。
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