調査・データLPインフォメーション(中国)は4日、ドライアイスマシンの市場動向に関する調査結果を公表した。マイナス78.5度で昇華する特性を持つドライアイスが医薬・食品・半導体など多様な産業で活用されており、同装置の需要が拡大しているとまとめている。
調査によると、ドライアイスマシンは液体CO2を固体化するタンクユニットやプレス装置、成型機構で構成され、ペレット状やスライス状など用途に応じた形状生成が可能で、冷却性能や昇華速度の制御性に優れる。
ドライアイスは水分を発生させず安定した冷却効率を持つため、生鮮食品、医薬品、電子部品の温度管理工程で広く利用されている。近年はバイオ医薬品やmRNAワクチンの物流網における超低温輸送手段として重要性が増しているという。
同社のレポート「世界ドライアイスマシン市場の成長予測2025-2031」では、同市場が2025-31年に年平均成長率3.4%で拡大すると予想。背景には低温物流網の高度化や持続可能な冷却手段の需要増があるとしている。
また、国内では静音性や省スペース、自動化レベルが評価基準として重視され、機器のデジタル化や遠隔監視、エネルギー効率化などの技術開発が進む。CO2回収・利用(CCU)技術との親和性も高く、カーボンリサイクルの一端を担う装置として位置付けられている。
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