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三重朝日物流センター、自然共生の取り組みで受賞

2025年12月5日 (金)

認証・表彰大和ハウス工業と日本トランスシティは5日、両社が共同で開発した「三重朝日物流センター」(三重県朝日町)が、生物多様性保全の取り組みを評価する「第4回ABINC賞」で特別賞を受賞したと発表した。中部地方の物流施設で初めてABINC認証を取得した同施設は、自然環境への配慮と地域連携を重視した開発方針が高い評価を受けた。

▲授賞式の様子(出所:大和ハウス工業)

同センターは延床6万4000平方メートルの3階建て物流施設で、23年6月に完成。敷地内にビオトープを整備し、観察路のウッドデッキ下を生き物の往来空間として活用するなど、限られた敷地で生息環境を保全する工夫が高く評価された。水循環・物質循環への配慮や目的が明確なモニタリング計画、住民参加による環境教育プログラムも「他施設の模範となり得る」とされた。

センターでは周辺環境を踏まえ、在来種を中心とした植栽を実施。準絶滅危惧種コチドリの営巣に適した砂礫環境を整備したほか、地域住民とともにメダカやドジョウをビオトープへ放流するなどの取り組みも進めている。大和ハウス工業は、こうした地域共生活動を含む自然共生型の物流施設づくりを推進しており、これらが今回の評価につながったとしている。

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