調査・データ物流DXプラットフォーム「LIFTI」を運営するUnivearth(ユニバース、大阪市北区)は22日、荷主企業はリードタイム短縮を、コスト削減と売上高・顧客満足度向上の両面に効く重要な経営戦略として位置づけているとする調査結果を公表した。荷主企業の4割以上が、リードタイム短縮などによる物流の効率化が財務体質の改善に直結すると回答し、顧客満足度を向上させるとの回答も4割を超えた。
同社は7月1日から20日まで、荷主企業の物流業務従事者200人を対象に、インターネットを通じてアンケートを実施した。
調査結果によると、リードタイム短縮によって期待する効果について複数回答で尋ねたところ、「在庫削減によるキャッシュフローおよび保管コストの改善」が45.4%と最も多く、物流の効率化が財務体質の改善に直結するとの認識が強いことが分かった。
次いで「顧客満足度の向上による取引継続・拡大」が40.3%で、安定した納品が、顧客との良好な関係を築くうえで不可欠だと考える荷主も4割を超えた。
「販売機会ロスの削減による売上向上」も38.7%と高く、欠品を防ぐことが売上高の拡大につながるという強い期待もうかがえる。
調査結果について同社は「不安定なリードタイムによって失っているキャッシュフローや顧客満足、売上高を、リードタイムの短縮・安定化によって取り戻したいと強く渇望している」と指摘。「荷主企業にとって物流が単なるコストではなく、企業の競争力や収益性を左右する戦略的機能へと、認識が変化していることを示すものだ」としている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。