サービス・商品TOTOは22日、米国子会社のTOTO U.S.A.がジョージア州モロー市に建設した新工場棟で、2025年秋から衛生陶器の生産を開始すると発表した。最新鋭の自動化設備を導入し、米州市場で需要が高まるワンピース便器の供給能力を大幅に強化する。
新工場では、便器とタンクを自動で接着する専用ロボットや無人搬送車(AGV)、最新の加圧成形設備などを導入。年間生産能力は従来比50%増の100万ピースとなり、米州内での供給比率を高め、輸送の効率化と納期短縮を図る。投資額は2億2430万米ドル(300億円)に上る。

▲TOTO U.S.A.新工場棟建物外観(出所:TOTO)
また、27年にはCO2排出を従来比23%削減できる新焼成窯の稼働も予定。環境負荷の低減と品質向上を両立する体制を整える。
米州住設事業は1989年のカリフォルニア進出以来拡大を続け、ことし3月期の売上は4億6400万米ドル(705億円)に達した。TOTOは今後も地域密着型の製品展開で「その国・地域のTOTO」を目指す。
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