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日清食品HD、中国でカップ麺事業を強化

2013年12月20日 (金)

フード日清食品ホールディングスは20日、中国で販売しているカップ麺「合味道」(カップヌードル)の販売増に対応するため、香港子会社「香港日清」が広東省東莞市に包装資材を生産する子会社を設立したと発表した。さらに、福建省厦門市にも合味道の生産子会社を設立する。

所得の向上やライフスタイルの変化を背景に、中国でカップ麺が伸張。特に合味道は沿岸都市部を中心に人気を集め、売上が年4割程度増加するなど大きく伸びている。

こうした需要に対応するため、広東省東莞市に包装資材の生産会社「東莞日清包装」を設け、即席麺の包装資材の供給基地として販売拡大への供給能力を強化するとともに、包材の生産を内製化し、コストダウンを図る。

これまでは上海市と仏山市順徳区の2工場から商品を供給していたが、主要販売エリアの福建省にも生産会社「福建日清食品」を設立し、増大する需要への対応、配送スピードの向上、物流費の削減などにつなげる。

■東莞日清包装の概要
商号:東莞日清包装有限公司
所在地:広東省東莞市大朗鎮松木山村利昌路108号
事業内容:即席麺包装資材の製造
設立年月:2013年10月17日(営業許可証取得日)
出資比率:香港日清100%
稼働:2015年1月
生産品目:即席麺の包装資材
敷地面積:2万6400平方メートル
工場延床面積:1万3800平方メートル

■福建日清食品の概要
商号:福建日清食品有限公司
所在地:福建省厦門市厦門同安工業園区
事業内容:即席麺の製造販売
設立年月:2014年4月
出資比率:香港日清100%
稼働時期:2016年4月
生産品目:「合味道」(カップヌードル)
敷地面積:2万5500平方メートル
工場延床面積:3万平方メートル