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川崎汽船、自動カイト実装へ第1段階が完了

2025年9月4日 (木)

▲陸上試験場での実証試験の様子(出所:川崎汽船)

ロジスティクス川崎汽船は4日、フランスの子会社OCEANICWINGが開発を進める風力を活用した自動カイトシステム「Seawing」の第1段階が6月に完了したと発表した。陸上試験場で300平方メートルのカイトを用いて張力や性能を検証し、良好な結果を得た。

7月からは第2段階に移行しており、カイトを大型化した上で牽引性能と信頼性を確認する。さらに洋上利用を想定した操作性と安全性の評価を行い、同社が保有する大型バルクキャリアで海上実証試験を実施する予定だ。2年程度で試験を終え、2027年ごろの実用化を目指す。燃料消費量は10%以上削減できる効果を見込んでいる。

Seawingは新造船だけでなく既存船にも搭載可能で、自然エネルギーを活用する省エネ設備としてCO2排出削減に寄与する。国内外の海運業界では脱炭素化対応が急務となっており、同社の取り組みは環境負荷低減とエネルギー効率向上を両立させる技術開発として注目される。

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