ロジスティクス川崎汽船は19日、仏エアシーズ社と共同で、日本海事協会から自動カイトシステム「シーウィング」の設計に関する基本承認を取得したと発表した。
シーウィングは、風力で船舶の推進を補助する自動カイトシステムで、簡単なスイッチ操作のみで自動的にカイトの展開や格納が可能。性能の最適化と最大の安全性を確保するため、船舶の運航状態を含めた海象・気象データをリアルタイムで収集・分析して活用する。
基本承認を取得したことで、構造とその制御に関する基本設計が終了。実際の船舶への搭載、安全な運用面で第三者機関が「現時点で大きな懸念がない」ことを確認したことになる。
川崎汽船では、詳細設計を継続し、自社運航船での自動カイトの運用を目指す。