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ユニチカ、大阪と岡山の子会社工場を売却

2025年9月5日 (金)

M&A繊維事業からの撤退を決め、事業などの売却を進めているユニチカは8月29日、子会社の大阪染工(大阪府島本町)とユニチカテキスタイル(岡山県総社市)の各工場の譲渡を決めた。売却額は非公表だが、譲渡益は合わせて216億円となる。大阪染工の染色事業、ユニチカテキスタイルの繊維製造事業は、どちらも引き継ぐ企業はなく、終了する。大阪染工工場の譲渡先はサントリーホールディングスで、ユニチカテキスタイル工場の譲渡先は非公表だが、国内法人だとしている。

同社によると、売却するのは大阪染工の本社工場とユニチカテキスタイルの常盤工場。大阪染工本社工場の敷地面積は4万5920平方メートル、建物の延床面積は2万8017平方メートルで、194億円の譲渡益を見込んでいる。工場は綿織物やニットの染色加工をしていた。引き渡しは来年10月31日を予定している。

一方、ユニチカテキスタイル常盤工場は、敷地面積6万4530平方メートル、建物の延床面積は2万8942平方メートルで、22億円の譲渡益を見込んでいる。引き渡しは12月26日を予定している。

経営再建中の同社は、取り引き金融機関から最大430億円の債務免除を受けると公表しているが、両工場の譲渡益は取引金融機関への返済に充て、債務免除額の減額を図る。

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