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中国高速道路貨物、安定推移も利益成長に課題

2025年9月8日 (月)

調査・データ中国物流購買連合会が5日に発表した8月の中国高速道路物流貨物指数は105.1となり、前月比0.01%の小幅上昇、前年同月比では0.8%の上昇となった。週ごとの動きでは前半と月末に下落したが、中旬に回復し、全体としては安定した推移を示した。

車種別では、主にバルク貨物や地域輸送に使われるフルトラックロード指数が105.6と前月比0.01%上昇し、前年同月比では1.0%増と堅調だった。一方、小口貨物(LTL)のうち軽貨物指数は102.6で前月比横ばい、前年同月比では0.3%減少。重量貨物指数は105.6で横ばいながら、前年同月比では1.1%上昇した。

地域別にみると、東北、華中、山東半島、長江デルタでは運賃指数が上昇した一方、東南沿岸、華北、珠江デルタ、西北、西南地域では下落。とくに華南地域では高温や大雨による走行距離の減少が輸送力を抑制した。

同連合会は、9月以降は天候要因の弱まりや生産ピークシーズン入りにより需要が高まると予測。市場は活発さを維持し、指数も小幅ながら上昇基調を続ける見通しとした。ただし、高速道路輸送の交渉力は依然として弱く、利益成長の余地は限定的と指摘している。

中国高速道路物流貨物指数は、全国9地域・38都市・74拠点から集めた取引データをもとに算出され、物流価格の変動を示す指標として活用されている。2012年12月最終週の平均価格を基準期間とし、月次指数の基準値を100としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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