荷主Terra Drone(テラドローン、東京都渋谷区)は9日、台湾で産業用精密機器の販売代理店を展開する台湾儀器行と、自社開発の屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の販売契約を結んだと発表した。これによって、同社は新たに台湾市場への販路を獲得する。
台湾儀器行は、台湾に5つの拠点を置き、世界各国の精密機器や測量製品を扱っている。80年近い歴史のある老舗で行政府の機関にも多くの機器を納入し、地域の発展に貢献してきた。
Terra Xross 1は同社が開発から生産までを一貫して手がける屋内点検用ドローンで、ビジュアルセンサーとLiDAR(ライダー)を搭載することで、安定した飛行性能を実現。屋内点検での危険な作業をドローンでできるようにし、点検時間も大幅に短縮した。また、開発や製造のコストを抑えたことで、点検用の従来機種に比べて3分の1という低価格となっている。さらに、専用のクラウドシステムを使えば、取得したデータを3次元上で管理・共有できる。
ことし1月に日本と米国で同時発売し、これまでドイツやオランダとの企業とも代理店契約を結んでいる。台湾儀器行は海外で4社目となる。
台湾ではこれまで、飛行性能の不安定さや高価格が障壁となり、ドローンの導入が進んでいなかったが、台湾儀器行と契約を結んだことで、今後、台湾の主要な行政機関などへのアプローチを強化できる。また、契約に基づき、利便性の高い顧客サポートの提供でも協力していく。
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