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日本通運、ホンダEVバッテリー鉄道輸送を本格稼働

2025年9月10日 (水)

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングスは10日、グループ会社の日本通運が本田技研工業(ホンダ)、日本貨物鉄道(JR貨物)と連携し、ホンダ製EV(電気自動車)「N-VAN e:」に搭載するバッテリーパックの長距離鉄道輸送を本格稼働させたと発表した。茨城県のバッテリー出荷拠点から三重県のホンダ鈴鹿製作所までの500キロ区間で、鉄道を主輸送手段とするモーダルシフトモデルを構築した。

▲納品式典の様子(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

EVバッテリーパックは大型かつ高精度が求められる部品で、安全かつ確実な輸送には専用インフラと高度な技術が欠かせない。今回の取り組みでは、ホンダが積載治具を設計・製作し、日本通運が輸送計画と現場運用を担い、JR貨物が全国の鉄道ネットワークを提供。3社の役割を組み合わせ、安全性と環境負荷低減を両立させた新たな物流スキームを構築した。

輸送ルートは宇都宮貨物ターミナル駅(栃木県上三川町)から四日市駅(三重県四日市市)までの鉄道区間を利用。従来の全区間トラック輸送に比べ、年間で74.5%(698.5トン)のCO2排出削減が見込まれるほか、ドライバーの拘束時間も1年で2542時間に当たる78.8%削減できるという。環境対応と労務負担軽減を同時に進めるモデルケースと位置付けられる。

さらに、積み下ろし作業の効率化と安全性向上を目的に、特別仕様の「Hondaラッピングコンテナ」を導入し、作業の迅速化を図っている。

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