ロジスティクスキャセイカーゴ(香港)は15日、広東省と香港特別行政区政府が主導する「エアランド・フレッシュレーン」を活用し、生鮮品の大湾区向け輸入を開始したと発表した。
海外から香港国際空港に到着した生鮮貨物を、香港-珠海-マカオ大橋を経由して珠海に搬入し、大湾区へ温度管理付きトラックで輸送する仕組みだ。航空運送状を一貫して利用できるため、手続きが簡素化される。

(出所:キャセイカーゴ)
この仕組みでは、香港税関が「転送確認証明書」を発行し、中国本土側の検疫検査手続きが効率化される。輸入業者は食品輸入業者登録を免除されるため、時間短縮とコスト削減につながる。珠海港の新設検査施設では温度管理下での検査が可能となり、鮮度保持が確保される。
初回輸送は8月に実施され、メルボルン発のロブスターに続き、ロサンゼルス発のナマコ貝も輸送され、遅延なく通関された。
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