
▲使用済みプラスチック保管場(出所:愛知県)
調査・データ愛知県は18日、瀬戸市内の工業団地を中心に、産官学連携の「あいちサーキュラーエコノミープロジェクトチーム(PT)」によるプラスチック循環利用の実証実験を開始すると発表した。県内で廃棄されていた使用済みプラスチックを対象に、デジタル技術を用いた分別・回収・再生を行う取り組みは初めてとなる。
実証にはリコー、日東工業、リンナイ、宮崎(愛知県清須市)、三陽化学(愛知県幸田町)、愛知プラスチックス工業(蒲郡市)などが参画。リコーはセンサー提供とデジタルサービス開発を担い、日東工業とリンナイはプラスチックを軟質とそのほかに分別する。
宮崎はミルクラン方式で回収・圧縮し、三陽化学は不純物を除去して再生原料を生成。愛知プラスチックス工業は特性に応じて再生ポリ袋を製造する。瀬戸市は市民への周知や環境啓発を行い、製品は清掃活動などで活用する。
使用済みプラスチックは、近赤外線を利用した樹脂判別ハンディセンサーで分別される。実証を通じて廃棄物発生量やCO2排出量の削減が期待されており、改善点を整理し来年度の事業化を目指す。
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