国際UPS(米国)は16日、アジア域内航空ネットワークを強化すると発表した。成長が続くアジア太平洋地域で、企業の新市場開拓を支援し、輸送の高速化と信頼性向上を図る。
具体的には、中国深センと豪州・シドニーを結ぶ直行便を週5便に拡大し、輸送能力を従来の4倍超に引き上げた。これにより、中国本土や香港、日本、韓国、東南アジア各国から豪州への配送は従来1日短縮され、最短2営業日での輸送が可能となる。

(出所:UPS)
金曜日の集荷では翌営業日配送にも対応する。また、欧州からの輸入貨物も従来1日早く到着するようになる。さらに、ベトナム・ハノイと深センを結ぶ路線にはボーイング747型機を投入し、週当たりの輸送能力を570トンに倍増させた。これにより、ベトナム発中国本土や香港への配送は翌営業日で対応可能となった。
UPSはすでにマレーシア・ジョホールや日本・九州地域での拠点強化を進めており、今回の施策も含めた一連の投資は、医薬品や自動車部品など需要が高い品目の供給網安定化と、域内物流の効率化に寄与する。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。