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井本商運、国内最大540TEU型の内航船を発注

2014年1月16日 (木)

ロジスティクス井本商運(神戸市中央区)はこのほど、旭洋造船(山口県下関市)に新造コンテナ船1隻を発注した、と発表した。新造コンテナ船は、昨年11月に竣工した国内最大の400TEU型コンテナ船「さがみ」を上回る540TEU型で、近海コンテナ船並みの大型船型となる。

旭洋造船が開発し特許を取得した、風圧抵抗の少ないエコ型船型「球状船首」を採用。水線上の船首形状を球状にすることで、風圧抵抗を低減すると同時に、軽量で強度の高い構造を実現する。

また、ブリッジと居住区を船首部に配することで、従来型のコンテナ船に比べて良好な視界を確保し、積み付け効率を向上させる。

同社では、15年度中に次世代型「国内海上コンテナ輸送網」構築を目指しており、ISO規格海上コンテナを輸出入だけでなく国内流通にも投入し、輸出入フィーダー貨物、国内動脈貨物、国内静脈貨物の3種類の貨物を一体的に取り扱うことでスケールメリットを生み出すことに取り組んでいる。

本船は2016年1月の竣工を目指しており、15年度中には400TEU型コンテナ船とともに、同社の国内基幹航路に就航する。