M&ANOKは8日、OA機器用ロール製品を製造・販売する100%子会社のシンジーテック(東京都港区)と、その子会社7社の全株式を、SMBCキャピタル・パートナーズが運営するファンド出資の特別目的会社(SPC)に譲渡すると発表した。譲渡実行は12月を予定している。
同事業はペーパーレス化の進展などで需要が鈍化している。NOKは、経営資源の最適化を掲げる中期経営計画のもと、事業環境の変化に対応するため、豊富な経営支援ノウハウを持つSMBCグループの傘下での成長が望ましいと判断した。
譲渡対象となるシンジーテックグループは国内外8社で構成され、従業員数は計1734人。2025年3月期の売上高は228億9800万円、営業利益は18億3100万円。主力拠点の中国・深セン法人も譲渡対象に含まれる。
NOKは今回の取引に伴い、26年3月期第3四半期に関係会社株式売却損として100億円の特別損失を計上する見込み。ただし、政策保有株式の売却益などにより、最終利益への影響は相殺される見通しとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。