環境・CSR日本郵船は15日、グループ会社の新日本海洋社(横浜市西区)が運航するアンモニア燃料タグボート「魁」により、温室効果ガス(GHG)排出削減量を定量化し、第三者認証を取得した環境価値を創出したと発表した。
環境価値は、削減したGHG排出量を定量的に評価・認証することで得られる価値で、取引可能なクレジットとして扱われる。アンモニア燃料船の実運航による環境価値が第三者認証を受けるのは世界初となる。
同船は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のグリーンイノベーション基金事業「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」に採択され、2021年に開発を開始した。レゾナック製の低環境負荷アンモニア「ECOANN」の供給を受け、24年8月に完成。横浜港を拠点に曳船サービスを行っている。
今回の取り組みで創出された環境価値はブック・アンド・クレーム方式により購入者へ割り当て可能で、将来的には輸送サービス利用者のスコープ3排出量削減に寄与する。同社は、26年11月に完成予定の外航アンモニア輸送船の開発を進め、燃料アンモニアのバリューチェーン構築と脱炭素化を推進する。
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