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英アプリオT、サイバーリスクを多層診断

2025年10月16日 (木)

サービス・商品サイバーセキュリティー企業のアプリオ・テクノロジーズ(英国)は15日、サプライチェーンに潜むサイバーリスクを可視化・評価する新ソリューション「Supply Chain Resilience Program」(サプライチェーン・レジリエンス・プログラム)の提供を開始したと発表した。企業はこのソリューションにより、直接の取引関係がない複数の階層から成る「N次サプライヤー」まで含めたリスク診断が可能となる。

グローバル化の進展により、複数階層にわたるサプライチェーンは競争力の源泉である一方、サイバー攻撃の侵入口ともなっている。特にN次サプライヤーでは自社管理外でインシデントが発生するリスクが増大しており、企業にとって重大な課題となっている。

 
▲「Supply Chain Resilience Program」UI(出所:アプリオ・テクノロジーズ)

新ソリューションでは、評価対象サプライチェーンの選定、同社が提供するビジネス・インテリジェンスツール「Cyber Insight Portal」(CIP)による非侵入型リスク評価、評価結果報告と戦略ワークショップの3フェーズで構成される。CIPは外部からアクセス可能なIT資産を自動で特定・分析し、リスクを4色のTLP(Traffic Light Protocol)形式で可視化。アンケートやサプライヤー側の作業負担は不要で、初期評価を最短数秒、最大72時間で完了する。

評価後は、サプライチェーン全体のリスク俯瞰図や個社別のリスク詳細、主要な問題点をまとめた詳細レポートを提出。全体像と課題を把握できる内容となっている。さらに、新制度対応やリスク低減に向けた次のステップを議論する戦略ワークショップ(オプション)を実施し、実効的な対策立案を支援する。

同社は同ソリューションの活用を、金融機関や重要インフラ、製造業など、N次サプライヤーリスクが経営に直結する分野で想定している。

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