ロジスティクス近鉄エクスプレス(東京都港区)は16日、ベネルクス現地法人Kintetsu World Express(Benelux)がオランダ・スキポール国際空港南側の貨物地区に新設した倉庫で、保税オペレーションを開始し、本格稼働したと発表した。

(出所:近鉄エクスプレス)
新倉庫は空港の主要上屋群に近接し、航空貨物の取り扱い効率を大幅に高める立地が特徴。これまで外部委託していたCFS(混載貨物仕分け)業務を内製化することで、ULD(航空貨物用コンテナ)の組み立て・解体を自社で行えるようになり、品質や柔軟性の向上、リードタイム短縮が見込まれる。
さらに、医薬品や生鮮品など高付加価値貨物への対応も強化。TAPA-A認証の取得を予定するほか、空港から15キロ離れたウエストポート地区の温度管理倉庫(1500平方メートル)を併用し、品質とセキュリティーの両面で体制を整える。
同社は新倉庫を欧州域内の戦略拠点と位置づけ、国際輸送と倉庫サービスを一体化した体制の強化を進める。倉庫面積は9175平方メートル、オフィス735平方メートル。4月から段階的に稼働しており、今回の保税業務開始で全機能が稼働した。
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