ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ヤマトとNX、東南ア産直ECセカイマルシェに出資

2025年10月21日 (火)

ロジスティクス東南アジアで産直EC(電子商取引)プラットフォームを展開するSECAI MARCHE(セカイマルシェ、東京都千代田区)は21日、シリーズAラウンドで累計9億1000万円の資金調達を完了したと発表した。今回のラウンドでは、ヤマトホールディングスとグローバル・ブレインが運営する「KURONEKO Innovation Fund 2号」、NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)とSBIインベストメントが共同運営する「NXグローバルイノベーションファンド」などが新たに出資した。

SECAI MARCHEは、生産者と飲食店・小売業者をつなぐ産直型BtoB ECとして2019年に設立。マレーシア・クアラルンプールではハイエンド市場でシェア90%を超えるなど、東南アジアを代表する生鮮流通プラットフォームに成長している。同社は自社構築のコールドチェーンを活用し、温度管理型物流とデータ分析による需給マッチングを通じて、鮮度保持とフードロス削減を両立させている。

今回調達した資金は、東南アジア主要都市での物流・コールドチェーン網の拡充、生産と消費をつなぐサプライチェーンの高度化、取扱品目の拡大、人材採用などに充てる。青果・水産物に加え、畜産物や加工食品の取り扱いも強化する方針だ。

ヤマトホールディングスのCVC担当者は「同社の事業は、食のサプライチェーンの効率化と持続可能な社会づくりに寄与する」と評価。NXHDも「商流と物流を一体化し、ASEANのフードロス削減に取り組む姿勢に共感した」と述べ、今後は同社との協業により、日本産品の東南アジア展開を強化する方針を示した。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。