国際SANYグループ(中国)は9日、同グループ傘下のSANYヘビートラックと自動運転技術企業ポニーAI(同)が共同開発した第4世代自動運転大型トラックが量産段階に近づいており、初回ロットが2026年より商用運行を開始する予定だと発表した。

(出所:SANYグループ)
新型モデルには400キロワット時超のバッテリーパックが搭載され、車両1台あたり年間60トンのCO2削減が可能。物流業界の低炭素化を後押しするモデルとして位置づけられている。安全性では、ステアリングやブレーキなど6つのコアシステムにおいて独自のドライブ・バイ・ワイヤ設計を採用。厳格なEMC試験や極端な温度環境下での試験にも合格し、業界水準を上回る保護システムを確立した。
運用効率面では、有人トラック1台が無人トラック4台を連ねて走行する「1+4」隊列走行ソリューションにより、輸送コストを29%削減し、営業利益は195%向上する試算もある。港湾などのスマート物流において高い効果が期待される。
第4世代モデルの量産開始は、自動運転トラック分野を小規模な実証段階から大規模な無人商用運用へ移行させる契機となる。両社は今後も技術革新と低炭素化を推進し、物流産業のスマート化を加速させる方針だ。
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