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M&A装材メーカーのTSK（富山市）は23日、スウェーデンに本社を置く包装材の世界的メーカー、NEFABグループと第三者割り当てによって資本業務提携したと発表した。出資内容の詳細は明らかにしていない。
TSKは、主に産業用の包装材やマテハン機器の設計、製造、販売などを手掛けており、国内のほかベトナムやメキシコで事業展開している。
（出所：TSK）
NEFABは世界38か国に展開するグローバル企業で、包装材の設計・製造を主力にしながら、最近は環境分析ツール「GreenCalc」を独自開発し、顧客企業の包装の改善前後でのサプライチェーン全体のCO2排出量や物流コストを可視化し、環境負荷の低減やコスト削減のサポートを行っている。
今回の資本業務提携を通じてTSKはGreenCalcを活用し、顧客企業に対し持続可能な包装システムを提案。NEFABが得意とする2メートルを超える大型包装のノウハウと、TSKが長年培ってきた緩衝材や真空成形トレイの技術を融合し、大型包装を含む幅広い製品やサービスを提供する。
さらに、TSKは来年から順次、日本、ベトナム、メキシコを中心とした各拠点で生産・供給体制の強化を進め、世界各地への安定的に製品を供給する体制を整える。
一方、NEFABも「戦略的提携によって日本市場におけるポジションを確たるものとし、日本の製造業に対して最適なシステムを提供できるようになった」とし、営業エリアの拡大や、サステナブルな製品・サービスのラインナップの拡充を図るとしている。
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