荷主出光興産は27日、同社のコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)を通じ、産業用物流向けリチウムイオンバッテリーシステムを展開するマクスウェル・アンド・スパーク(オランダ)に出資したと発表した。マクスウェルは物流機能の電化・電動化を進めるスタートアップで、リーファーコンテナやフォークリフト向けにリチウムイオン電池ソリューションを提供している。
マクスウェルは欧州やアフリカを中心に事業を展開し、冷却装置や動力源のリチウムイオン電池化を推進している。メーカーごとに異なる仕様への対応として独自のコネクターとソフトウエアを開発し、バッテリー交換工程の簡略化を実現。低電圧システムを採用し、安全性の向上も図っている。モジュール式でスマートな同社の電池システムは、フォークリフトから冷蔵トラックなどに対応する。

▲(左から)マクスウェルが電動化を進めるリーファーコンテナ、フォークリフトのイメージ(出所:出光興産)
出光興産は全固体電池材料の研究開発に取り組んでおり、今回の出資を通じてリチウムイオン電池を用いた新事業機会を探る。将来的には、国内外の同社施設でマクスウェルの製品を活用したフォークリフト電動化の実証も検討する。
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