行政・団体スカニアジャパン(東京都港区)は27日、大型トラック「スカニア」(LPGRSシリーズ)計265台について、エンジン制御ユニットの不具合によりリコールを国土交通省に届け出た。対象車の製作期間は2024年3月25日から2025年3月24日まで。
国交省によると、エンジン制御ユニットの設計検討が不十分なため、走行距離の増加に伴って燃料高圧ポンプ内の油圧制御バルブが固着するおそれがある。その結果、燃料噴射量が不足し、エンジン出力が不安定になるほか、クラッチ滑りが発生。最悪の場合、エンジンが再始動できなくなる可能性があるという。
同社は全車両の制御ユニットを対策プログラムに更新し、油圧制御バルブの固着を防ぐためブースト電流を増加させる仕様に改修する。
不具合や事故の報告は現時点で確認されておらず、本国スウェーデンでの情報をもとに対応を開始した。対象車の使用者にはダイレクトメールおよびディーラー経由で通知するほか、公式サイトでも案内する。
■改善箇所説明図
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001965782.pdf
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