調査・データPackcity Japan(パックシティジャパン、東京都千代田区)は28日、ジモティー(品川区)と連携し、オープン型宅配便ロッカー「PUDO(プドー)ステーション」を活用した個人間取引(CtoC)の非対面化実証を、11月4日から東京都世田谷区で開始すると発表した。個人間の物品受け渡しに宅配ロッカーを直接利用するのは国内初となる。
PUDOステーションは全国7000か所に展開する共用型ロッカーで、複数の宅配事業者が利用できる。今回の実証では、出品者が不要品を最寄りのPUDOロッカーに預け、購入者が通知されたQRコードで受け取る仕組み。梱包や発送、対面での受け渡しが不要となり、取引の手間を軽減する。料金は購入者が負担し、利用時間に応じた時間パック制を導入する。
ジモティーはこれまで、対面取引による地域密着型のリユースを推進してきたが、利用者からは「知らない人と会うことへの抵抗感」や「日時調整の煩雑さ」などの課題も指摘されていた。ロッカー活用により、こうした心理的・時間的負担を解消し、より手軽で安全な資源循環モデルの実現を目指す。
同事業は、国土交通省の「多様な受取方法等の普及促進実証事業費補助金」の対象事業に採択されており、物流負荷の軽減と地域内資源循環の促進を図る。両社は実証を通じてデータを蓄積し、CtoCプラットフォームのロッカー取引の全国展開を検討する。
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