荷主三菱重工業は30日、三菱重工機械システム(神戸市兵庫区)が、自動車を自律搬送する車両搬送ロボットの実証試験を沖縄県中城湾港で12月1日に開始すると発表した。沖縄県の「2025年度テストベッド実証支援事業」に採択されたもので、県が所有する車両一時保管ヤード(モータープール)を試験場所とする。

▲車両搬送ロボット(出所:.三菱重工業)
実証では、完成車の自動搬送やモータープール内での車両管理効率化などを検証する。車両に自動運転機能がなくても運搬が可能な技術を採用し、改造や大規模なインフラ整備を必要としない点が特徴。三菱重工機械システムはフランスのスタンレーロボティクスと2021年から共同事業を展開しており、基幹特許7件の国内登録と国産化をことし3月に完了している。
沖縄県は自家用車保有率が高く、中古車市場が地域経済を支える。一方で屋外作業の負荷増大や人手不足が課題となっており、同社はロボットの導入により労働環境改善とCO2排出抑制の効果を確認する。
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