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マースク、インド港湾に200億ドル投資へ

2025年10月31日 (金)

ロジスティクスAPモラー・マースク(デンマーク)は10月30日、インド・マリタイム・ウィーク2025で、同国の港湾・海運分野への長期的な関与を強化する一連の施策を発表した。傘下のAPMターミナルズがインド・グジャラート州のピパヴァフ港(グジャラート・ピパヴァフ・ポート)で20億ドル(1700億円)規模の拡張計画に着手するほか、船籍のインド化や修繕拠点の整備などを進める。

(出所:APモラー・マースク)

APMターミナルズはグジャラート海事委員会と覚書を締結し、長期コンセッション契約を前提に、最新鋭のコンテナ・液体貨物ターミナルを整備する。専用貨物鉄道(DFC)との接続も強化し、国内内陸部との結節機能を高める。アジア・中東CEOのヨン・ゴルドナー氏は「インド経済の持続的成長と環境対応を支える世界水準の港湾モデルを構築する」と述べた。

またマースクは、グジャラート州GIFTシティに「マースク・バラトIFSC」を設立し、保有船2隻(マースク・ビーゴ、マースク・ヴィリニュス)をインド船籍に登録。国内造船所との提携を拡大し、修繕・建造の技術移転や人材育成にも取り組む。さらに、インド企業からのコンテナ調達・製造を視野に入れ、地場産業と連携した供給網強化を図る。

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