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フェデックス、東南アジア域内ネットワークを強化

2025年11月4日 (火)

国際フェデックス(米国)は3日、東南アジアでの貿易需要の高まりに対応するため、アジア域内ネットワークを強化したと発表した。これにより、同地域の企業の接続性、輸送キャパシティ、俊敏性の向上を図る。

同社は、アジア太平洋ハブである広州白雲国際空港(CAN)とペナン国際空港(PEN)を結ぶ新たな直行便を導入。ボーイングB767貨物機が月曜から金曜まで週5便運航し、輸入業者はこれまでより1時間早い配達が可能となるなど、サプライチェーンの効率化が進む見込みだ。さらに、クアラルンプール発のアジア向け貨物についても、クランバレーでの集荷締め切り時間を1時間延長し、地元企業の柔軟性を高めている。

また、ペナン開発公社(PDC)と覚書(MoU)を締結し、建設中のペナン国際物流空港(PILA)内に9300平方メートル(10万平方フィート)の物流施設を開発する計画を発表。28年の完成を予定しており、4600万リンギットを投じてASEANの物流インフラを強化する。

さらに、広州白雲国際空港(CAN)とバンコク・スワンナプーム国際空港(BKK)を結ぶボーイングB767貨物機による新たな週5便を運航開始した。これにより、バンコク発着便とシンガポールの南太平洋ハブ経由で米国へ向かう便の輸送能力が高まり、タイ企業のアジア太平洋および世界市場へのアクセスが一層向上する。

こうした取り組みは、東南アジアの貿易活動が拡大を続けるなかで進められており、同社は9月にもベトナム北部でのサービスを強化。ハノイと韓国を結ぶ便を増やすなど、主要アジア市場の接続性を高めている。

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