公募・入札AIストーム(東京都千代田区)は4日、同社が組成する実物資産活用型の「トラックファンド」で、新たに「6号ファンド」の募集を開始したと発表した。現在運用中の5号ファンドも順調に推移しており、事業拡大へと進んでいる。
同社が2024年に始動したトラックファンド事業は、1-3号で累計13億7000万円を調達し、4号も満額でクローズ。累計調達額は18億1000万円、クローズ率100%を達成した。ファンド車両のリースプランでは、導入企業のCAPEX(設備投資)負担を抑え、整備・保険・車検・修理などを同社が負担。月々のリース料でキャッシュフローを平準化できるほか、早期売却や返却など柔軟な出口設計も可能としている。調達資金はすべて車両取得に充当される実物資産型の運用で、リース料や売却益を主な収益源とする。加えて、AI(人工知能)を活用した動的価格設定や配車最適化SaaSの開発を進めており、運用効率と出口の質の向上を図る。LEDビジョン搭載車両を活用した広告副収益(パイロット運用中)の拡大にも取り組む。
今後は26年度末までに1000台(電気自動車比率7%)のネットワーク構築を目指し、スケール拡大による効率化と出口多様化を図る。スキームは匿名組合で、小口(目安1000万円前後)からの参加が可能。
同社は、継続的なファンド組成と実物資産運用を強化するとともに、新たに始動した「トラックECO」事業を活用し、人材・DX(デジタルトランスフォーメーション)・営業支援まで含めたエコシステム型のサービス提供体制を構築する。これにより、物流現場の車両調達支援と生産性向上を両立し、時価総額500億円の実現に向けて事業拡大を進める方針だ。
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