ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

自動運転用センサー市場、35年に333億ドル規模へ

2025年11月5日 (水)

調査・データSDKI Analytics(東京都渋谷区)は3日、世界の自動運転用センサー市場に関するレポートを公開した。レポートによると、市場規模は25年に101億2000万ドルと推定され、予測期間中の年平均成長率(CAGR)は12.2%。35年までに332億7000万ドル規模へ拡大する見通し。

自動運転用センサー市場は、車両が安全かつ効率的に走行するために周囲の状況を検知・解釈するセンサー技術を中心に構成される。LiDAR(ライダー)、レーダー、カメラ、超音波センサーなどが主な構成要素で、自動車メーカーや技術プロバイダー、システムインテグレーターが主要なプレイヤーとなっている。

同社アナリストは、車両の安全性や運転支援システムへの需要拡大が市場成長の主因だと分析。各国政府による自動運転開発支援策も導入を後押ししているという。一方で、LiDARや高解像度カメラなどの技術は研究開発や製造に多額の投資を要するため、センサーコストの高騰が中・低価格帯車両での採用拡大を妨げる要因になると指摘している。さらに悪天候や複雑な都市環境におけるセンサーの信頼性に対する懸念も導入を遅らせている。

地域別では、アジア太平洋地域が最大かつ最も成長の速い市場になる見通し。中国がスマートインフラ投資で主導するほか、日本では政府支援による研究開発が進んでいる。一方、高コストと消費者の慎重な姿勢が普及の課題となっており、技術企業と自動車メーカーの継続的な連携が将来の成長をけん引すると見られている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。