ロジスティクスHacobu(ハコブ、東京都港区)は5日、日野自動車および日野グローバルロジスティクス(HGL、東京都青梅市)と連携し、トラックの荷待ち・荷役時間を削減する共同プロジェクトを開始したと発表した。
Hacobuの動態管理サービス「MOVO Fleet」(ムーボ・フリート)を自動車生産向けに機能拡張し、10月から日野自動車古河工場(茨城県古河市)で導入を開始。ドライバーの操作を必要とせず、工場構内での入出庫を高精度に自動計測できる仕組みを整えた。

(出所:Hacobu)
自動車生産ではジャスト・イン・タイム(JIT)方式が徹底されており、トラックの搬入・搬出時刻の正確な把握は生産効率に直結する。今回の取り組みでは、日野車に標準搭載される「HINO-CONNECT」や、Hacobuのシガーソケット型GPS端末から取得した位置情報を補正・クレンジングし、誤判定を防止。トラック単位での滞留傾向分析や荷待ち発生のリアルタイム検知を可能にした。これにより、荷待ち時間の削減や拘束時間の短縮を図るとともに、工場物流の効率化と2024年問題への対応を進める。
Hacobuの佐々木太郎社長は「現場課題から生まれた共創であり、他業界への展開も視野に入る」とコメント。日野グループは今後、精度向上やデータ分析の自動化を進め、製造物流全体の最適化を目指す。
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