調査・データ物流システムなどのコンサルティングを手がけるAPT(アプト、千葉市美浜区)は6日、倉庫自動化を導入した企業の86%が効果を実感しているなどとする調査結果を公表した。
調査は物流DX(デジタルトランスフォーメーション)・倉庫自動化の実態や課題、ニーズなどを把握しようと、ことし5月に25歳から59歳までの物流・倉庫業務に携わる全国の従業員500人を対象にインターネットを通じて実施した。
調査結果によると、勤め先で「物流DXを導入済み」と回答した人は44.1%で、「倉庫自動化を行った」は36.6%だった。1年以内の導入予定を含めると、物流DXは58.1%、倉庫自動化は45.5%に達した。
従業員100‐300人規模の企業でも25%以上が「すでに取り組んでいる」と回答しており、大企業中心だった自動化が、より広い企業に広がりつつあることが分かった。
また、倉庫自動化の効果を実感しているかどうか尋ねたところ、会社で倉庫の自動化を行ったと回答した人の86%が「効果を感じる」と答えた。物流DXについても、83%が効果を感じていた。
このほか、レポートでは、「職種別(現場作業者/管理者)の効果実感の違い」 や、WMS(倉庫管理システム)やAGV(無人搬送車)/AMR(自律走行搬送ロボット) 、デパレタイザーなど導入済みシステムのランキングなども詳細に分析している。
調査結果について同社は「導入を検討しない理由として、『初期投資の負担』『自社に合うメーカーがわからない』を挙げる企業が多く、費用対効果や選定ノウハウが導入拡大の鍵となっている」と指摘している。
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