荷主産業⽤冷凍機などの製造・販売を手がける前川製作所(東京都江東区)は6日、リース事業を手がける東京センチュリー(千代田区)がタイで実施する産業⽤冷凍冷蔵装置・産業⽤ヒートポンプ装置の現地導⼊実証事業に参加し、機器を提供すると発表した。同事業は経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助⾦」に採択された。
事業では、前川製作所が製造する産業⽤冷凍冷蔵装置と産業⽤ヒートポンプをタイに輸出し、タイにある東京センチュリーの連結会社、TISCO Tokyo Leasingがタイ企業や日系企業5社にリースする。装置の売買や導入は、前川製作所の現地法人、マエカワタイランドが担う。
これによって、タイの現地企業が初期費用を抑えながら、最新の脱炭素システムを導入できる枠組みを構築する。

▲空気冷凍システム「PascalAir(パスカルエア)」(出所:前川製作所).
導入されるのは、アンモニアでCO2を冷却する間接冷却⽅式を採⽤した⾼効率⾃然冷媒冷凍機「NewTon」(ニュートン)や空気を冷媒にしてマイナス100度からマイナス50度の超低温領域を作り出す空気冷凍システム「PascalAir」(パスカルエア)、CO2を冷媒にしたノンフロンの熱⾵ヒートポンプ「エコシロッコ」、CO2を冷媒にして化石燃料を使わずに温水や冷水を供給する⽔熱源エコキュート「ユニモWW」の4製品。
実際に各企業で運用しながら、効果を検証するとともに、タイ国内での認知度の向上を図る。
今後も両社で連携して装置のリースを本格的に事業化し、自然冷媒装置などの普及を目指すとともに、省エネに貢献していくとしている。
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