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テラドローン、万博会場で有人・無人機の警備実証

2025年11月10日 (月)

調査・データTerra Drone(テラドローン、東京都渋谷区)は7日、2025年大阪・関西万博の実環境を活用し、有人機と無人機による警備の実証実験に参加したと発表した。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)などと共同で行われたもので、有人機と無人機を統合管理する「運航安全管理システム」の有効性を検証した。

同実証は、内閣府の「経済安全保障重要技術育成プログラム」に採択された「Kプロ運航安全管理技術」の一環として実施された。従来、有人機と無人機の運航は別々に管理されており、大規模イベントでの連携が課題とされてきた。同システムにより、運航前日の調整から当日の監視、緊急任務への対応までを一括で行える運航調整所の業務シナリオが構築された。

Terra Droneは本実証で、最大12機の無人機を同時運用・管理し、飛行計画や位置情報、任務の連携を担った。さらに、次世代エアモビリティー実現プロジェクト「ReAMo」とも連携し、eVTOLとの運航情報共有体制も構築した。

今後は、本システムを防災訓練などで継続的に検証し、災害対応への応用も視野に機能強化を進めるとしている。物流や警備分野において、有人機と無人機の運航統合が実用段階に入りつつあることを示す取り組みといえる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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