ロジスティクス商船三井は7日、社内新規事業制度から生まれたMAST(マスト、東京都港区)が、航空貨物のスポット取引を対象とした業界初の中立型共通プラットフォーム「Umbrair」(アンブレア)の提供を開始したと発表した。荷主とフォワーダーの間で電話やメールに依存してきた受発注業務をオンライン化し、取引のスピードと透明性を高める狙いだ。
航空貨物市場では地政学リスクやサプライチェーン再構築の動きから突発的な需要が増え、短期間で輸送手段を確保する機動力が求められている。一方で、現行のスポット取引は煩雑で属人的な手続きが多く、迅速な価格調整や条件交渉が難しいという課題があった。
Umbrairは荷主とフォワーダー双方が同じ情報をもとに条件整理から成約までを一元管理できる仕組みで、既存の取引関係を維持したまま導入可能。取引の正確性とスピードを高め、業界全体の業務効率化につなげる。MASTは「公平・中立な取引基盤として、現場の実務に自然に溶け込むDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現する」としている。
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