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中国EC物流、10月総業務量指数が過去最高に

2025年11月10日 (月)

調査・データ中国物流購買連合会が発表した10月の「EC(電子商取引)物流指数」は113.1となり、前月比0.4ポイント上昇した。同指数は2015年を基準(100)とし、100を上回ると物流活動の拡大を示す。総業務量、農村業務量、人員、物流適時性、満足度、積載率などの指数はいずれも上昇した一方、履行率指数は前月比横ばい、在庫回転率指数とコスト指数は低下した。

EC物流の総業務量指数は132.9で、0.4ポイント上昇し過去最高を更新。地域別では主要4地域すべてで総量指数が上昇し、とくに西部地域が0.8ポイント上昇と最も大きな伸びを示した。

農村EC物流量指数も回復基調を維持し、10月は133で前月比0.3ポイント上昇。地域別では東部地域が横ばいだったものの、ほかの地域ではいずれも上昇した。中でも東北地域は1.9ポイント上昇と最も高い伸びとなった。

企業のサービス品質や供給能力も向上しており、物流迅速性指数、満足度指数、人員指数はそれぞれ前月比0.2ポイント、0.3ポイント、0.3ポイント上昇した。

一方、在庫回転率とコスト指数は低下。11月のECショッピングフェスティバルを前に、企業が在庫を積み増した影響で在庫回転率は前月比0.8ポイント下落した。フルフィルメント率指数は横ばいで推移し、引き続き100を上回っている。コスト指数はコスト削減策の進展により0.2ポイント低下し、5か月連続の低下となった。

同連合会は今後について、「独身の日」をはじめとする大規模プロモーションの展開により、EC物流需要は引き続き拡大傾向を維持するとの見方を示している。

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