調査・データ中国物流購買連合会が発表した11月の「EC(電子商取引)物流指数」は113.1となり、前月比横ばいとなった。同指数は2015年を基準(100)とし、100を上回ると物流活動の拡大を示す。在庫回転率、物流適時性、履行率、満足度、積載率はいずれも前月比で上昇した一方、総取引量、農村取引量、コストは低下した。
EC物流の総業務量指数は132.4で、0.5ポイント低下。地域別では主要4地域全てで低下し、特に西部地域では0.8ポイントの低下が見られた。
農村EC物流量指数も回復基調を維持し、11月は130.4で前月比2.6ポイント低下。地域別に見ると、前月比1.3ポイント上昇した東北地域を除き、そのほかの地域では低下した。
企業の供給能力は余裕を持ち、サービスの質も着実に向上した。各種プラットフォームのデータによると、独身の日(11月11日)における注文ピークは例年に比べて緩やかだった。一方、ECサイトや宅配便事業者は輸送能力を増やし、スムーズな配送ネットワークを確保することで継続的な効率向上を実現。これにより物流の迅速性、履行率、満足度、積載率指数はそれぞれ0.6ポイント、0.5ポイント、0.3ポイント、0.2ポイント回復した。
在庫回転率は前月比0.3ポイント上昇した一方、コスト指数は前月比0.1ポイント低下で6か月連続の低下となり、コスト削減策の効果が引き続き顕著であることが示された。
同連合会は今後について、12月の需要は安定的に推移するとみている。
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