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日立子会社、SC最適化でザイオネックスと提携

2025年11月11日 (火)

サービス・商品日立ソリューションズ東日本(仙台市青葉区)は11日、同社が開発したサプライチェーン(SC)計画・最適化システム「PlanNEL」(プランネル)の国内販売に向け、ソフトウエア開発のザイオネックス(東京都中央区)とパートナー契約を締結したと発表した。両社はPlanNEL導入を通じて、サプライチェーンマネジメント(SCM)の複雑化や不確実性に直面している企業が、SC全体を見渡した計画と判断ができるよう寄与する。

PlanNELは進化型のSaaSで、導入する企業での個別開発が必要ないため、短期間で導入でき、メンテナンス業務も不要で、IT資産の保有・管理の負担を軽減できる。主な機能として需要予測、販売計画、在庫計画、補充計画、供給計画があり、需要予測ではAI(人工知能)と機械学習、統計手法を活用し、実績データに加えて天候や為替などの外部要因も加味した高精度な予測を生成する。これらを柔軟に組み合わせることで、個別の業務要件やニーズに即したシステム構成ができる。

たとえば「需要予測」と「販売計画」を連携させ、AIによる定量的な予測と営業戦略に基づく定性的な判断を融合させ、高精度で実効性の高い販売計画を立案できる。

(クリックで拡大、出所:日立ソリューションズ東日本)

これによって、在庫の最適化や欠品・過剰在庫の抑制、属人化しがちな計画業務の標準化・自動化、業務負荷の軽減を図るほか、人的ミスを防ぐ。また、複数の拠点や部門を横断した計画をPlanNEL上で効率的に立案できるため、意思決定のスピードと精度が向上し、急激な市場変化や供給リスクにもシナリオシミュレーション機能を使って柔軟で迅速に対応できる。

同社は今後、ユーザー会やセミナーなどの開催を通じてPlanNELへの理解の促進と市場認知の向上に努めるほか、ザイオネックスとの連携を強化し、導入支援体制の充実を図るとしている。

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