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センコーGHD、JX金属と組み丸運にTOB

2025年11月13日 (木)

M&Aセンコーグループホールディングス(GHD)は13日、丸運に対し株式公開買付け(TOB)を実施し、非公開化のうえ連結子会社化すると発表した。丸運株を1株949円で取得することで合意しており、2026年1月下旬のTOB開始を目指す。

TOBはセンコーGHDが保有する丸運株と丸運の自己株式、丸運の筆頭株主JX金属が保有する約38%分を除く全株を対象とし、応募下限を議決権ベースで50.10%に設定。成立後は株式併合などのスクイーズアウトを経て株主をセンコーGHDとJX金属の2社に絞り、その後の自己株式取得を通じて持分比率をセンコー80%、JX金属20%とするスキームだ。JX金属はTOBには応募せず、共同株主として残る。

センコーGHDは中期経営計画で物流事業の拡大を掲げており、丸運が強みを持つ化学品・エネルギー輸送、重量品輸送、危険物保管や国際物流などと、自社の3PLや環境エネルギー物流、ネットワークを組み合わせることでシナジー創出を見込む。労働力不足や脱炭素対応、設備投資を巡り物流業の再編が進むなか、上場維持よりも非公開化による機動的な投資と連携強化を優先する判断となる。

丸運取締役会はTOBに賛同し、株主に応募を推奨する方針を示している。

センコーGHD、既存物量減やコスト増が利益圧迫

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