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フォトン、国際会議で新型EVトラック発表

2025年11月14日 (金)

国際フォトン・モーター(中国)は13日、北京で9日に26年グローバル・パートナー会議を開催したと発表した。140か国以上から2000人を超える参加者が集まり、同社の製品イノベーションや戦略の進展が紹介されたほか、環境に優しくインテリジェントなソリューションで物流業界の変革を推進する取り組みも披露された。

会議では、新世代大型トラック・プラットフォーム「GALAXUS」(ギャラクサス)が発表された。燃料、電気、水素、ガス、ハイブリッドなどのマルチエネルギーに対応し、90以上の自社開発技術を搭載した新エネルギーアーキテクチャーを備える。電気駆動システムの最大効率97.5%、メガワットレベルの充電、全体のエネルギー効率7%向上などを特徴とし、200万キロ以上の走行試験で検証されたインテリジェント運転システムにより、レベル2からレベル4の自律運転への進化をサポートする。ラインナップにはR9、R5、D3モデルなどがあり、長距離輸送や速達配送など多様な物流シナリオに対応する。

都市物流向けには、初の完全電動小型トラック・プラットフォーム「DAYSTAR」(デイスター)を発表。充電の利便性やTCO(総保有コスト)を考慮し、800ボルト高電圧アーキテクチャー、シリコン・カーバイド・コントローラ、オイル冷却モーターなどを導入。乗用車に着想を得たキャビン設計やOTAアップデート機能を備え、600万キロを超える走行試験で高い信頼性を実現している。

さらに、ラストマイル物流向けに次世代ミニ・トラック「Wonder Plus」(ワンダープラス)を発表。積載量の向上や荷台の拡大、快適性と操縦性を高めるダブル・ウィッシュボーン・サスペンションを採用している。世界初の専用新エネルギーVANプラットフォーム「CAVAN C1」(キャバンC1)も公開され、高安全バッテリ、93.5%を超えるピーク駆動効率、10分で100キロ走行可能な2.2C急速充電に対応している。

同社はこれらの新製品群を通じ、包括的な技術力と先進的なビジョンを示し、グローバルな新エネルギー物流市場でのリーダーシップを強化するとともに、中国の強みを世界に発信していくとしている。

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