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独ダイムラー、大型EVトレーラーの峠越えに成功

2022年10月24日 (月)

▲メルセデス・ベンツ eActros300 トラクターユニット(出所:ダイムラー・トラック)

国際大手トラックメーカーの独ダイムラー・トラックは20日、大型EV(電気自動車)セミトレーラーの「メルセデス・ベンツ eActros(eアクトロス)300 トラクターユニット」が、欧州のチロル山脈での走行試験に成功したと発表した。標高1800メートル以上の峠越えを含む111キロのテストルートを、途中で充電することなく走破したという。

同車種は、ドイツでこのほど開催された商用車ショー「IAA Transportation 2022」(IAAトランスポーテーション2022」で初公開されている。同社は走行試験の成功を受け、23年後半に同車種の量産を開始する計画だ。責任者は「eアクトロスの活用の選択肢が広がった。急坂のある地形にも対応できる」と手応えを語っている。

走行試験では40トンまでフル積載し、最大13パーセントの勾配を経て合計2300メートルもの高さを登ったという。走行性能や耐久性を検証し、特に高山地形で多用される回生ブレーキによるエネルギー回収を試した。ブレーキ時に生じるエネルギーをバッテリーに戻し、ドライブユニットに利用する仕組みで、試験では合計180キロワット時のエネルギーを回収できた。終了時点でエネルギーの40%が余るほどだったという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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