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キユーソー流通が北海道でLNGトラック走行実験

2022年7月15日 (金)

▲大型LNG燃料トラック(出所:キユーソー流通システム)

環境・CSR食品物流大手のキユーソー流通システムは14日、グループのトラック運送会社、キユーソーティス(東京都調布市)が、LNG(液化天然ガス)を燃料とする大型トラックの実証走行試験を北海道で始めたと発表した。

試験は、大型LNGトラックの普及を目指して三菱商事とエア・ウォーターが環境省の協力を得て共同で行っているもの。キユーソーティスは協力運送事業者として参加した。今月4日に開始し、1年間続ける。

LNGトラックはいすゞ自動車製で、キユーソーティスはいすゞから車両を借り、取引先の荷物を運ぶ。北海道の石狩、苫小牧両市の計2地点にLNGの充填所を設置し、公道で走行試験を行い、CO2排出量や燃費性能を計測する。

大型LNGトラックは従来のディーゼルトラックと比べ、約10%以上のCO2排出量削減が期待できるうえ、電気自動車や燃料電池車では難しい1000キロ以上の長距離輸送が可能という。