ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ソフトバンクロボとRSCが警備システム推進へ提携

2025年11月17日 (月)

M&A警備や施設管理などを手がけるアール・エス・シー(RSC、東京都豊島区)と、ロボット開発のソフトバンクロボティクス(港区)は14日、AI(人工知能)警備システムの推進に向けて、資本業務提携契約を結んだと発表した。ソフトバンクロボティクスはRSCの普通株式18万株(持株比率5.89%)を取得し、第3位の株主となる。今後両社は、ソフトバンクロボティクスが持つ最先端のAI・ロボットなどの技術力と、RSCの警備業のノウハウや経験を組み合わせ、次世代警備システムを共同で展開する。

ソフトバンクロボティクスは自己学習型AIが監視カメラのデータを自動学習し、AI警備員として事故やトラブルの兆候を検知する「SBX AI警備」を開発している。RSCはSBX AI警備と清掃ロボットを調達し、受注提案する新たな施設や契約中の既存ビル、施設に導入を進める。これによって、従来人手に依存していた警備・清掃業務を自動化し、業務効率の飛躍的な向上とサービス品質の均一化・高水準化を図る。

SBX AI 警備は、異常行動や不審者の検知をリアルタイムで行い、警備員は不測の事態やトラブルなどへの対応に専念できる。一方、清掃ロボットは、日常的な清掃業務を自律的に遂行し、清掃の担当者をより付加価値の高い業務へとシフトさせられる。

さらに両社は今後、共同出資会社を設立し、施設の監視カメラを遠隔で監視し、問題が発生した際に警備員が駆けつけるAI遠隔警備サービスを開始する。遠隔での監視カメラモニタリングとSBX警備AIを組み合わせ、少人数で事故やトラブルの予兆を100%早期発見できるようにする。

また、RSCは警備業務のDXに向けた専門部署を立ち上げ、ソフトバンクロボティクスの技術やデータを活用して実証実験に取り組み、新たなビジネスモデルの構築を目指す。

両社は「次世代警備システムを共同で展開し、日本の人手不足問題を抜本的に解決するとともに、社会インフラのさらなる安全性を目指す」としている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。