調査・データ愛媛県今治市と民間企業で構成する「伯方島モビリティコンソーシアム」は17日、新たな公共ライドシェアサービス「あちこち伯方島便」を島内で実証運行すると発表した。島の移動支援と買い物支援を一体化させた、四国初の試みである。
伯方島では島内に路線バスが存在するものの、タクシー事業者がなく、通院や買い物などの日常移動に不便を感じる住民の声があった。そこで今治市と、島内の住民・地元企業が参加する「伯方島モビリティコンソーシアム」が、住民をドライバーとして活用する「のりあいサービス」と、登録店舗の商品を住民宅まで届ける「はいたつサービス」の双方を併せた公共交通の新モデル実証に乗り出すもの。

▲伯方島で行われた出発式の様子(出所:今治市役所)
「のりあいサービス」は、島内150か所に設定された乗降ポイント間を自由に移動でき、事前予約・直前予約の双方に対応する。
「はいたつサービス」は12月5日開始予定で、島内の登録店舗(7店舗)から飲み物・お米・冷蔵食品・介護用品まで幅広く扱い、注文した商品を自宅の玄関まで配達する。
今回の実証実験を通じて、公共ライドシェアの受容性や利便性、運行の成立性を検証し、運転手不足が続く公共交通の担い手確保に向けて、社会実装の可能性を検証していく。
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