アパレル紅輪(川崎市高津区)は19日、リユース着物専門店「たんす屋」浅草店、び羽田空港内店舗に不要着物を回収する「もったいないBOX」を設置し、循環型ファッションブランド「絹彩」(きぬいろ)を通じて着物の再生を実施すると発表した。
この取り組みでは、浅草店内に「もったいないBOX」を設け、不要になった着物を持ち込むと次回の買物で使える商品券を配布。回収された着物は、平塚物流センターで素材・風合いを生かしたアロハシャツやガウン、スカートなどへとリメイクされる。インバウンド需要の高まりを受け、羽田空港店舗では外国人観光客向けの一点物アイテムとして展開しており、和装文化の新たな価値創出も図っている。
日本国内では、衣料品の大量廃棄やリユース市場の拡大が大きな社会課題となっており、アパレル・和装分野でもサステナビリティ(持続可能性)への対応が急務となっている。今回の「絹彩」プロジェクトは、伝統文化の継承と資源循環の仕組みを両立させる取り組みであり、リユース着物の再価値化を通じて、環境負荷軽減や国内外の和装ファッションの活性化に寄与するものとみられる。紅輪は今後も、着物文化を次世代へつなぐとともに、環境に配慮したビジネスモデルの拡大を進めていく意向だ。
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